人間の進化から考える。 イッツのブログ
こんにちは。
毎日数名の方のブログを読ませていただいていますが、俗にいう押したり引いたり、質問形式だったりドンと言い切ったり、そういう視点でみるとみなさん本当に文章上手いなぁってうらやましく思います。
今また、たまにやってくる文章書きたい風が吹いていますので、これを機に伝えたいことがしっかり伝わるような文章を練習していきたいです。(あと、タイピングも!笑)
前々回の記事は、「出張施術をやっている」という記事でした。
そこで、私の考えは「ご年配の方もできるだけ動いてほしいので院までは(電車バスを使っても)歩いてきてほしいスタイルでいる」と書きました。
先日もテレビでやってましたが、脚立の上にたつリンゴ農園や現役美容師のおばあちゃん、畑仕事や独自の健康体操に励むおじいちゃんたち、日々体を動かすのが当たり前になっている人は非常に元気な印象を受けます。
人間が生きていくなかで、運動・栄養・休養(睡眠)の三つが大事。
その中で運動=動くということは、血流・筋力や姿勢の維持・可動域確保など多々ありますが、以前に人体600年史という(読むのにえらい苦労した。笑)本を読んだときに大事なことをメモしていたので「適応と進化」を念頭に私なりに解釈してつなげてみます。
● 進化が身体に「適応」を蓄積していっている。
↓
● 調理や加工が登場する前の大昔は、歯を失うことは死を宣告されるに等しかった。
↓
● 人間の歯は果実を噛むことにすばらしく適応。しかし、生肉(野生の固い肉)を噛むのは苦手。
そして適応を進化させ石器を作ったり調理する能力を獲得する。
そのため何でも噛みくだせるようになった。
↓
● 歯や顎が小さくなっていった。
↓
● 歯が小さくなり調理が普及してからは消化器系も大幅に変化して、そのため今日の私たちは最早
調理をしなければ生きていけない体になっている。
大きな歯や顎をもっていてもそれが弱ると肉が食べれなくなり死に直結するので調理するという能力をもったが、今は調理しなければ食べていけないということになっています。
歯や顎の大きさや強度が減少しても、生き延びるためにこれが圧倒的に進化っていうことなんでしょう。
このように健康や強さではなく、繁殖力が最優先で人間は進化しているようです。
ですが、当然すぐに進化するはずもなく長い年月がかかるので、そこにミスマッチ的なことが起こってきます。
● おばあさんは年をとったからといって、よろよろ歩いたりベッドで静かに寝ていたりするようには進化していない。子供や孫に食料を供給するのを積極的に手伝うように進化している。
↓
● 残念ながら、要求に対して能力が足りてない。
↓
● 今や環境と人間の進化がマッチしていない。
↓
● 体を動かさないこと・豊富なものを食べること・あまりにも快適で清潔な暮らしをすること。これらにも人間は適応していない。
↓
● 人は動くとわずかな健全なゆがみを生じる。これをすぐさま正常に修復し続ける。これが良好な状態を保てる。
↓
● 身体のほぼすべての部位は外界との相互作用を通じて、適正な負荷をかけないと適正に成長維持することができない。
↓
● 必要十分な能力を得るために、必要十分な負荷が必要とする。「骨折りなくして得るものなし」
私の解釈では現在のご年配の方は子供や孫のために体を動かすことが減った環境にあり、かといって人間の進化は体を動かさないことにまだ適応できていないということだと思います。
体を動かさないことに適応する時がくるのも恐ろしいことですが。
長くなりましたが、「24時間寝ててもいいよ」っていわれても絶対にしないと思います。
何かをしたら、疲れたり少々の痛みが出るのは当たり前と思って割り切っていいと思います。
どれくらいの負荷がベストなのか、また負荷が毎日の維持やその基準値が少しずつ上昇することにつながれば最高だと思います。