一週間前にゴルフの練習中に右腰に痛みが走り、その後もなかなか痛みがおさまらず来院された40代後半の男性。
スイングのフォロースルー時に痛んだのとのことで動作確認すると、やはり上半身の左回旋が制限され痛みも出る。
股関節の動きはやや硬めですが問題なし。しかし、足関節の動きが非常に悪くふくらはぎ・アキレス腱はかなり柔軟性に欠けている。
背骨の動きをスムーズにし足関節を調整し、あとデスクワークでかなりお体が緊張状態にあるようでしたので、勝手に働いてくれている自律神経の調整を行いました。
お仕事での長時間の同じ姿勢などで緊張感が増している体で、制限がかかった背骨の動きに足関節の硬さ。
間にある「症状は出ているけれども実は悪くない」腰が、代償作用でがんばってくれ負担を負って痛みとして表れています。
丸める・反る・左ひねり・右ひねり・左倒し・右倒しの背骨の6方向の動きを日々チェックし、またどうしても自律神経の活発な方が優位になりやすい今ですから、睡眠時にはしっかりとリラックスモードに切り替われるような日常生活の見直しも行っていただきたく伝えました。
サッカー選手には非常に多い内反捻挫で高校生が来院。
私も高校時代に両足経験がありますが、あっ!と思った瞬間もう遅いという、どうにも悔しいケガのひとつではないでしょうか。
受傷後一日、腫れはひどくなく内出血はなし。可動域での痛み・圧痛を確認し施術。
【自分で治す力】を引き出すために、背骨・骨盤を整える。この時点で、可動域・圧痛とも少し痛み軽減。あと足関節と膝下の調整で安定感を。
最後に、よくなる過程が早く進むように、他動運動→自動運動を痛みのない範囲でくりかえし血流を促しました。抵抗運動も加えたかったのですが、今回は無理をしませんでした。
痛みが軽減し、とっても嬉しそうな顔をしてくれましたが、「怪我が治る過程は避けられないから、絶対無理しないできっちりなおして!」と提案。
テーピングで固めて少し痛みを我慢すればなんとかなるのは私も経験済み。でも、よくない。ここは我慢やね。
最後の最後に、なぜ捻挫になりやすいのか?どういうことで足に負担がかかっているのかを身体のしくみから動きの説明をしました。
時間がなかったので簡単な説明で終わってしまいましたが、今自分自身がシニアサッカーで実践し感じている身体の使い方の大切さを次回伝えればと思います。
がんばれ、高校サッカー選手!
整形外科にてヒアルロン酸注射と痛み止め薬にて様子をみておられましたが、いよいよお医者さんから手術を勧められ悩みながら相談も兼ねてご来院。
今までの治療内容を伺うとほぼ患部へのアプローチだけだったとのことで、「痛みが出ているところは一番がんばってくれているところですよ。なんで膝が痛くなるほどがんばらなければならないのか、どうしてそんなに負担がかかっているのかを、一度カラダ全体をみて考えてみませんか?」と説明。
立位・座位・うつ伏せ仰向け・歩行など検査すると、やはり膝の状態はきつく伸ばすこともできずむくみもあり歩行でも痛い。足首も硬い。でも一番の改善ポイントは背中の真ん中あたりから骨盤にかけての丸みと判断。
「今までの姿勢や動作の蓄積で背中の真ん中あたりから骨盤にかけてがかなり丸く硬くかたまった状態になってます。ここの部分を適度に反ることによってバランスよく負担なく立っていられるのですが、〇〇さんはここが反れない分、膝を曲げて勝手に調整しながら生活されているんですよ。」とお伝えし一度施術を受けていただきました。
現在、一か月経過し6回施術を受けていただいています。
背骨全体を動かす簡単な体操、足の方からのエクササイズも毎日欠かさず継続していただき経過は良好です。
ある時を境に劇的に痛くなくなったってことはないと思いますが、「そういえば、最近大丈夫。」を感じながら続けていきましょうね。と伝えています。
いつもデスクワークで背中の強い張りを感じておられ、休日に重いものを運ぶ作業で腰が痛くなり、なかなか良くならないということでご来院。今回が二度目の二度目の来院の40代男性。
左足裏のアーチがつぶれた回内足、腰の少し上の部分と首の下の部分の関節にロックがかかったように動きに制限がかかっており、肩こりもつよく首の可動域も少ない。
以前から背中の張りを慢性的に感じておられたので、「あまり日頃行わない重い物を持つ動作も体はびっくりしますが、その前の段階で体は無理を訴えていたのでは?」と説明。
前回の施術から再来院の五日間、簡単な背骨の体操と足裏のトレーニングをじっくりと朝晩行っていただき、腰痛も軽減し指標としている肩こりの筋肉もゆるんだ状態を保たれていました。
背中の張りがもう少しよくなるまでの通院と毎日の体操がクセなるように気持ちよくおこなってほしい旨を伝えました。
体は、どこかが(制限がかかって)動きが悪くなると、その代償として「がんばりすぎるところ」が出てきます。そこに痛みが出ることが多いです。
日頃からの自己ケアで、どんな動作もスムーズに「からだまるごとひとつ」の意識で過ごしたいですね。
最近、新しく来院される方に肩の痛みを訴えられる方が続いています。
姿勢や上半身の動き、肘や腕、手などを確認し原因を追究しますが、やはり現代特有の「便利になった分、体の使い方に偏りが大きい。」状態の方が多いと感じます。
長時間の前屈みや頭が少し前に落ちた状態で、上半身がスムーズに反れない。またパソコンやスマホで固定しすぎているため肘や腕の筋肉などが不調をきたし、肩に影響を及ぼしているケースが多いです。
昨日、二度目の来院となった男性から嬉しい報告がありました。
「服を着るたび、ベルトを通す時、ふと動かした瞬間などのいちいち感じていた痛みが少なくなり非常に気分がいい。」
「痛い側を下にしても、よく眠れた。」
「ずいぶん我慢してきたので、なんだかよくなりそうで精神的に落ち着いてる。」
長い間我慢されてきたのでまだ少し違和感は残りますが、可動域と動きは経過良好です。
私がすごい大事にしている「自分の体に対する日々の意識」として、一度目の施術後に腕や肩甲骨の簡単な運動を三つばかり紹介しましたが、気づくたびに気持ち良く実行していただいているようです。
私も若い時に腰を患い半年寝たきりになり、家族や友人に心配をかけ、どんどん周りをも暗い雰囲気に巻き込んでいったのを忘れられません。
この施術をきっかけに、痛みから解放されどんどん好循環になっていただきたいですね!
「からだが楽になると、こころも楽しくなりますね。」
前から手を上げると最後の方で痛み最終域まで上げられない。横から上げると水平あたりから痛くて上げられない50代の女性。
お話を伺うと、長年の肩こり・姿勢不良・デスクワークでのマウスや打ち込みの指先以外の固定した負担の大きい使い方が特徴。
手指・肘・力こぶの筋肉等が肩痛に大きく影響していると思われますが、ご本人も自覚されているように、特に首の下から肩甲骨の間にかけての背骨の丸み固まりがきつく姿勢が大きく乱れていましたので、まずは上半身の施術から始め肩の痛み具合をみてもらいました。
【初回】 上半身の施術で、前から手を上げる痛みはほぼ改善。横からは、痛みは残るものの水平からあげられなかったのが耳まで上げることができた。
その後、肘と力こぶの筋肉、そして首の調整でほぼ痛みなく納得していただき、「痛んでいる肩自体は悪くないですよ、肩がどうして痛むのか?」を姿勢の大切さ・日々の注意点・簡単な体操で説明し施術は終了。
【3日後、2回目】 まだ違和感や痛みは出るものの、前からも横からも手はあげられる状態でご来院。
デスクワーク時の注意点と簡単な体操も続けてやってもらえてるようで、姿勢も楽な感じを保たれておられる。
これ、すごく嬉しいです。
施術での改善は、きっかけです。日々の生活のセルフケアを「これくらいやっておけば大丈夫。」というラインをご自身で実感して修得していただけるといいですね。
1か月程前から続く右側の首から肩甲骨、肩周辺の痛み。
姿勢分析では、骨盤後傾・腰、腰上辺りの過度の丸み・デスクワーク特有の首下の捻じれ丸みが大きく、頭の位置が前方に落ちた頸椎ストレートネック、また右腕の緊張から右肩甲骨も大きく前方外側にひっぱられてる状態。
右腕の緊張がどれほど関与しているか確認したかったが、姿勢の大切さを伝えたく背骨・上半身の施術から始める。
背骨の調整・肋骨の動きの改善で症状はほぼ消える。
頸椎と肩甲骨の調整を加え施術終了しました。
お話を伺うと、長時間のデスクワークの車、家では柔らかいソファーでのくつろぎ。その体勢をとって確認してもらいましたが長時間続くと上記の姿勢分析のようになってしまいますね。
この姿勢だとどこに症状が出てもおかしくないと伝え、本当の意味での改善を求め日常生活での心がけをアドバイス。
次回、背骨の動きを改善さす体操と姿勢改善の簡単なトレーニングを伝えたいと思います。
前々日にゴルフのスイング中にピリッと背部に痛みが走り、その後も痛み・違和感がぬけないためご来院。
動作確認では、前屈・左ひねり・左側屈で痛みあり。また左足回内足あり。
お話では、長時間のデスクワークに加え、大きなストレスも感じておられ、右の肩甲骨も大きく前方に引っ張られている。
骨盤・股関節の動きは非常にいいのに、首の下(上部胸椎)と背中のやや下辺り(胸腰移行部)にきつい動きの制限あり。
体は、まるごとひとつ。 どんな動作でも全員で協力して動いています。
誰かがサボれば(今回は上部胸椎と胸腰移行部)、それを補うために他の部分がより一層がんばってくれます。このがんばってくれてたのが今回の痛みの箇所の背中や腰の部分ですね。
ゴルフで痛みが出ましたが、決してゴルフが悪いわけではなく、プレーする前のコンディショニングに問題ありですね。(長時間のデスクワーク、大敵です)
背骨を含めた上半身の改善、左回内足の調整、肩甲骨の運動トレーニングで症状改善につとめました。
知らず知らずの間に、体は変わっていきます。
スマホ・パソコンにストレスが加わり体ではなく頭ばかり働かせ過ぎると、自分で体の力を抜くことができないような状態になりやすい。
基本的なものに加え、頭やお腹への優しい技術で自律神経へアプローチする施術をおこないます。
パッと明るい、且つおだやかな表情になりますように。^^