上半身の重みを股関節にあずけて座る。 イッツのブログ
こんばんは。(^^)
昨日は大家さんの紹介で、首が痛くて動かせない男性がご来院。
横に振り向くのも、首からではなく体全体でしか向けない状態が一か月以上続いているという。
ご本人は辛いでしょうが、痛いところをかばいその他で代償して生活ができてしまうところがいいのか悪いのか・・。
「動かすと痛い → 痛いから動かさない → どんどん動かしにくくなる。」という負のループは早く脱出してほしいです。
さて、前回の記事で【姿勢】について書きました。
姿勢といえばとくに背骨・骨盤の外見を意識しますね。
女性の外見上の『美』への意識も強いですが、ご年配の方の『背中の丸いおばあちゃんにはなりたくない』という声もうちでは多いです。
めちゃくちゃいいことです、目標があると続けていきやすいですもんね!
さて、その背骨は頸椎7・胸椎12・腰椎5の24個からなり骨盤の上に立っています。
ひとつひとつの骨の間は関節になっていますが、けっこうな数ですよね。
数が多いということは色々な動きを可能にしてくれます。
ですが、デメリット的に捉えると、簡単に代償できてしまいます。
動きにくい所があっても気づきにくい・・また、ちょっとした操作で外見上きれいに見せれるといったことがあります。(腰痛や肩こりにもつながりますから注意です)
鏡などで外見上のチェックに加え、その時自分はどこに力がかかっているか?の確認が大事になってきます。
前回の記事にも書きましたが、背骨がスー伸びてても「めっちゃ、背中にチカラ入ってるやん?!」はダメ。 また、完全に脱力してても背中が丸まって骨盤が後傾していてはダメ。です。
【姿勢のポイントは。】
● 動きの少ないじっとしている長時間の体勢が背骨を変える。
● 理想の姿勢は、どこにも負荷がかかっていない体勢。
でした。
これを今の生活に照らし合わせてみると、やはり座っている姿勢を意識するのが一番ですね。
私がやっている座り方を紹介します。
① ほんとに軽く頭の上から引っ張られているように立った状態から。
② ①をキープしたまま、鼠径部(コマネチ)を折り曲げて座ります。
③ 坐骨(写真参照)を座面にあてて座ります。(雑誌などをひくと骨の当たりがわかりやすいです)
④ ①の軽い力を抜きます。(どこかに負荷がかかってないかをチェック)
⑤ どこかに負荷がかかっていたら鼠径部で上半身の傾きを調整。
これは上半身の重みを股関節に落としているんですが、コツをつかむと長い間きれいに座っていられるのでおすすめです。
まずは坐骨で座り、上半身がどこにも力が入っていないところを鼠径部で探してみるといいですよ!
※ 今フィギアスケートが始まりましたね。
報道ステーションの松岡修三さんと織田信成さんの姿勢を比べてみるとおもしろいかもです。