学び。 イッツのブログ
Jリーグではサンフレッチェ広島・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、プロ野球では広島の晩年の佐々岡投手を支えた、そして現在も現役Jリーガー・プロ野球選手・S級競輪選手などが個人指導に訪れる、広島の西本直先生のところに【西本理論】を学びに行ってきました。
朝、最寄りの駅の始発では間に合わないという睡眠不足で始まった2日間でしたが、時が過ぎる速さと終わったあとの充実感は、ほんとに言葉に表せません。
「これが当たり前」・「プロの最高峰の情報だからまちがいない」と思い流されていた自分、そして、知識がないがためどれだけ身体の本来備わっている力が発揮できてないかを認識することができました。
例をあげてみます。
同じ期生として参加させていた身長180㎝、体重90㎏越えのサッカー指導者の方とサッカーのコンタクトでよくある横同士のぶつかり合いをお互い全力で行いました。
私はシニアサッカーを続けているものの、少しお腹の出た170㎝67㎏のヨレヨレオッサンです。
まずは何も考えずに今までの考えで。
「とてもじゃないけど勝てません・・耐えられません・・怖いです」(笑)
ほんとに、ふっとばされました。
次に、指導されたあと。
「まったく、動じません。」
今までの考え方を180度変えますので最初は心の勇気が必要でしたが、強い力をうけとめ吸収しつつ全くブレない身体がその場に残ってました。
私たち人間の身体は、使い方ひとつでものすごい能力が備わっていると実感した場面でした。
そして、もうひとつ聞いてください。
今春から高校生になるサッカー息子にですが、小学生のときにこんなことがありました。
敗色濃厚の試合中に、自分がボールを奪われ相手チームの攻撃に切り替わると真っ赤な顔して半泣き状態で追いかけまわす姿がありました。
その日の晩、ご飯を食べながらこう言ったのを覚えています。
「あの取り返しにいった気持ち、よかったで! 歯をくいしばって半泣き状態のおまえ、よかったで!」と。
小学生ですから負けたくない気持ちを全面に出すのもいいでしょう。
得に、親としては気持ちいいもんです。
でも今の私なら、心の部分と身体の部分・その連動をしっかり説明することができます。
ここで文章にすると止まりませんので、直接聞きにきてください。笑
わたしも今は、知らない間にマイナスの方向へ向かわせていたことなど色々なことを猛省しています。
そして、どんどん前へ進んでいきたいと思っています。
先日、早速あるサッカーコーチが話を聞きにきてくれました。
そのコーチは、「自分のストロングポイントが、なぜそうなっていたのかを理解できた。」と喜んでくれました。
説明をしててこれも大事なことだと感じました。
身体をうまく使えている選手もたくさんいる、その頭と身体を一体にしてあげるのもパフォーマンスアップのひとつだと思います。
最後に。
〇身体の連動を使った、ケガのしにくい疲れない楽しい走り方。
〇第一歩の反応、出方。
〇がんばってはいけないことの重要性。
〇力の全くいらないボディコンタクト など。
西本塾で学んだことを、現役選手・指導者の方はもちろんですが、息子を見守るお父さんにもぜひ伝えていきたいです。
30年前・・帝京高校でたくさんの選手がケガでサッカーから離れていきました。
全員、わたしより上手かったです。