【からだとの対話。】 イッツのブログ
5月の21・22日の二日間、西本塾深める会に参加してきました。
2月に西本塾に参加し、3か月間自分自身試行錯誤をくりかえし、まだまだ頭の中はバラバラで動作もイマイチ体が喜んでいない状態でしたが、深める会ならではの充実した内容とすばらしい先輩方に囲まれたことでずいぶん意識が変わりました。
「木を見て森にならないように。体はまるごとひとつ。」の本当の意味が、ようやくうっすらと浮かんできたように思います。
私の元へ指導を受けにきてくれる方に喜んでもらえるよう、まだまだ自分を磨きあげていきますが、その中でふと感じたこともこれから書き留めていきたいと思います。
今日は、朝のジョギング中に感じた「からだとの対話」について。
深める会に参加する前は、指導している選手になんとかいい走り・いい動きを見せたい一心で公園でのダッシュ・ターンをくり返してきましたが、上記のとおり心の変化から今は時折強弱をつけながらのジョギングで体の反応に耳を傾けています。
今朝はゆったり走ったり、50mほどの距離をダッシュしたりして40分ほど過ごしました。
ダッシュ時に再確認したのが、今現在の自分の能力以上の(理想の動きを崩してるような)動作でスピードを求めても、大きく負担になるだけでちっとも速くないということ。
ここから、あれこれ考えながら走る・・・
と、「自分の現状これぐらい。そしてここから日替わりもある?」のテーマに到達。
例えば、高校野球の投手でかなりフォームは完成度が高いとしましょう。
テイクバック時の肘の高さをポイントとしている投手は多いですが、遠征で5時間もバスで揺られた後なんかは、姿勢の崩れからいつもの位置に肘をもっていくのは困難です。
ここで指導者の方が、「肘が下がってるぞ!」と一言かけるのは厳禁だなと。
また、最近ではスピードガンを用いて数字を出している所が多いと思います。
いつも出しているスピードを求めての投球練習は避けてほしいです。
いつも出している130㌔が127㌔しか出ないのは何か原因があるはずです。
バス移動で背中が丸くなり、股関節の伸展動作がままならないまま130㌔が出たとしても、それは肩・肘に大きな負担になっていることと思います。
プロ野球でもバックスクリーンにスピード表示され、コーチから肘のトップに位置を指導される記事を読んだりします。
もちろん大事なことなのはわかっていますが、どうやってスピードをあげていくのか・肘のトップの位置はどこが最高なのか、も大事なことです。
野球の投手に例えて書いてみましたが、わかりにくくですいません。(笑)
「からだとの対話」も、実際は難しいものだと思います。特に学生さんには。
どんなスポーツでも一緒です、指導者の方に「そんなこともあるんやね。」って目をもってもらえることに繋がれば嬉しいです。